2025.5.29

業務用エアコン清掃の必要性とは?コスト・衛生・故障リスクを抑える“見えない経費削減術”

飲食店やオフィス、クリニックなど、あらゆる業種で使用されている「業務用エアコン」。キチンと清掃できていますか?

「最近冷えが悪い」「電気代が高騰している」
こうした症状の裏には、エアコン内部の汚れや劣化が隠れている可能性があります。

今回の記事では、業務用エアコンの清掃がなぜ必要なのか、どの部分が汚れやすく、どのような対策が有効かを、専門知識がなくても分かりやすい形で解説します。


■エアコンは“空気を吸って吐く”機械

エアコンは、室内の空気を吸い込み、冷やしたり温めたりしてから送り出します。
この吸気口にある「フィルター」がホコリや油、花粉で詰まっていると、空気の流れが悪くなり、エアコンは余計なエネルギーを使って運転を続けてしまいます。

たった数ミリの汚れが、大きなロスと故障リスクにつながるのです。


■ フィルター清掃で最大30%の省エネも

あるビルメンテナンス会社の調査では、フィルターを清掃するだけで最大20〜30%の電気代削減効果が確認されています。

大阪市内などでは、飲食店やオフィスで年間通してエアコンを使う場所が多く、
清掃するだけで月数千〜数万円単位の経費削減が可能です。


■ 汚れるのはフィルターだけじゃない

エアコン内部のこんな部分も定期的に清掃が必要です:

  • 🔹送風ファン:ホコリやカビが溜まり、においや風量低下の原因に

  • 🔹熱交換器:汚れで熱効率が低下

  • 🔹ドレンパン・排水経路:水漏れや腐敗臭を引き起こす

これらは分解清掃が必要な箇所で、専門業者に依頼するのが一般的です。


■ 清掃頻度の目安は?
業種 清掃頻度の目安
飲食店 3〜6ヶ月に1回
オフィス 年1〜2回
医療・美容施設 3〜4ヶ月に1回

フィルター清掃は月1〜2回が推奨


■業務委託という選択肢も

エ業務用エアコンの清掃は、清掃頻度が定まっていない/人手が足りない/専門的な作業に対応できないといった理由から、外部業者への業務委託を選ぶ企業・店舗も増えています。

定期的な契約により:

・清掃スケジュールの自動化
・清掃品質の安定
・突発的なトラブルへの対応力の強化
といったメリットがあり、空調管理の“見える化にもつながります。
業務内容や規模に応じて、一度清掃業者に相談してみるのも有効な方法です。
■ まとめ

業務用エアコン清掃は、コスト削減・設備保全・快適環境づくりの三拍子がそろった“投資型の業務”です。
電気代や故障に悩む前に、まずは「清掃」という手軽で効果的な手段を見直してみてはいかがでしょうか?

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