2026.1.28

清掃スタッフとSVの認識差をなくす!客室点検に必須の「チェックリスト」項目設計の極意

ホテル客室清掃の品質管理において、チェックリストは最も基本的なツールです。
しかし、インバウンド需要で稼働率が高い大阪のホテル様からは、「チェックリストを使っているのにクレームが減らない」「ホテル清掃 業者に任せているが、細かいミスが続く」というご相談をよくいただきます。

なぜ、チェックリストがあってもミスは起きるのでしょうか。
その原因は、「誰でもできるレベルまで具体化されていないこと」と、「顧客のクレームに直結する項目が軽視されていること」にあります。

今回の記事では、清掃スタッフとSV(スーパーバイザー)間の品質認識の差をなくし、クレームの温床となる「見落とし」を防ぐための、実践的な客室点検チェックリスト項目設計の極意を解説します。


1. チェックリストの項目設計4つのカテゴリ

チェックリストは、単に清掃箇所を並べるだけでなく、「顧客の目線」と「故障リスク」という観点から、以下の4つのカテゴリに分類して設計します。

  • ① 衛生・水回り
    ゲストが最も清潔感を意識する場所であり、臭いの発生源です。
    ※最重要ポイント:「排水溝の髪の毛」「鏡の拭きムラ(光源側からチェック)」「トイレ便器裏」
  • ② 消耗品・備品
    補充漏れはゲストの利便性を大きく損ないます。
    ※最重要ポイント:「アメニティ残量(半分以下なら補充)」「コーヒーの賞味期限」「リモコンの電池残量」
  • ③ 設備・家具家電
    故障の早期発見と、「汚れていないが目立つ汚れ」を防ぎます。
    ※最重要ポイント:「冷蔵庫内の水滴」「家具の隙間のホコリ」「リモコンの動作確認」
  • ④ 五感・最終チェック
    ゲストが入室した瞬間の印象を決定づける項目です。
    ※最重要ポイント:「異臭の有無(タバコ・カビ)」「清掃器具の忘れ物」「カーテンの開閉」
タブレットで点検を行うスタッフ

2. 「具体的行動」を促すチェックリストの記述方法

チェックリストの項目は、「きれいにする」という状態ではなく、「具体的な行動」として記述することが、現場スタッフの認識のズレを防ぐポイントです。

曖昧な記述 vs 具体的な記述

例えば、「鏡を拭き上げる」とだけ書かれている場合、スタッフによって「汚れを拭くだけ」で終わる人と、「拭き跡がないか確認する」人とに分かれます。

これを「鏡を拭き上げ、光源側からムラをチェック」のように、確認動作まで含めて記述することで、誰が作業しても一定の品質基準を担保できるようになります。

3. 委託業者SVとの連携強化:チェックリストのデジタル化

大阪で多くのホテル清掃を請け負う業者にとっても、品質の可視化は重要課題です。客室清掃を外部委託している場合、チェックリストを「業者とホテルの共通ツール」として運用することが不可欠です。

デジタル・チェックリストの導入

紙のリストではなく、清掃管理アプリなどを活用し、「いつ、誰が、どの項目をチェックしたか」を記録します。これにより品質管理の透明性が飛躍的に高まります。

写真報告の義務化

特にクレームにつながりやすい箇所(例:洗面台、ゴミ箱の中など)は、チェック完了時に写真付きで報告することを契約で義務付けます。
これにより、ホテル側が現場にいなくても、リアルタイムで品質を遠隔確認できるようになります。

チェックデータとクレームの紐づけ

万が一クレームが発生した際は、その客室のデジタルチェックリストを即座に参照し、「チェックしたのに見落とした原因」を業者SVとともに分析します。このデータ連携が、PDCAサイクルを加速させます。


まとめ:実践的なチェックリストは「教育ツール」であり「契約の裏付け」

具体的で実践的なチェックリストを導入し、それをホテル清掃業者と共有・運用することで、最終的なゲストの満足度を高めましょう。

チェックリストは、現場スタッフの「教育ツール」として機能するだけでなく、品質を担保するための「契約の裏付け」ともなります。
大阪で信頼できる清掃パートナーをお探しの際は、こうした管理体制が整っているかどうかも重要な選定基準となります。

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